Urushi Café

Urushi Cafe

終了しました。

Urushi Café

日時:第4金曜日or土曜日(変更になる場合があります。ご確認下さい)
   10:00-11:00
場所・問い合わせ先:GALLERY&CAFE エムズギャラリー12番丁
〒640-8158 和歌山市十二番丁10

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tel:073-431-8255
mail:info@msg12bancho.com

参加費:¥800 コーヒーor紅茶付き
定員:10名程度 事前にご連絡下さい

毎回テーマを変えて、漆についてのお話をします。
素朴な疑問・質問大歓迎。お気軽にどうぞ。

予約先着4名様まで、漆の器で召し上がっていただけます。
ご希望の方は予約の際にお申し出下さい。

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漆絵ワークショップ ご案内

漆絵ワークショップ

エムズギャラリー12番丁(和歌山市)で漆絵のワークショップを開催いたします。

*****エムズギャラリーさんのご案内******************************

エムズギャラリーでは、和歌山の伝統工芸である「漆」の魅力をもっと知ってもらい、特別な日だけではなく、“日々の暮らしの中”で使ってもらいたいと考えています。
なぜなら漆器は、使うほどにツヤが増し より美しくなっていくからです。

今回は、橋爪玲子さんを講師に招き、漆絵体験をしてもらい、もう一歩漆の世界に踏み込んでもらおうと思います。
拭き漆を施した10cm×10cmの木のプレート2枚に漆で絵付けしていただきます。
一人一人丁寧に指導してもらいますので、定員は先着10名様までとさせていただきます。

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お申し込み・お問い合わせはエムズギャラリーまで。

日時:4月30日(土) 12:00-17:00
場所:GALLERY&CAFE エムズギャラリー12番丁
参加費:¥5,000-(税別)
定員:先着10名

Facebookのイベントページはこちらから。

エムズギャラリー12番丁
〒640-8158 和歌山市十二番丁10
tel:073-431-8255
mail:info@msg12bancho.com

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Urushi Café ・12 (2015.06.20)

6月の Urushi Café は、金継ぎについて。

金継ぎは、日本独特の器の直し方。
欠けたり割れたりした器を、蒔絵の技法で修理するやり方です。
好きな器を大切に長く使おうと、近頃見直され、
あちこちで金継ぎの教室なども開かれているようです。

もともと、お茶道具など、貴重な器の修理に使われてきた金継ぎの技法。
壊れた器を直し、またその風情を愛でる、
日本独特のものの見方にも深く関わっています。

金継ぎは、漆の接着性や装飾性を生かした技法です。
接着、成形、下地、塗り、蒔絵と、
直しといっても蒔絵をするのと同じ技術が使われます。
ほんの小さな欠けを直すにも、同じ手順が必要なのです。

やきものの種類による直しの違い、また、漆を直す場合、
ガラスを直す場合。

蒔絵の技法のそれぞれの使い方。

直した場合の丈夫さ、手入れ、使い方の注意。
ものによる直し方のいろいろ。

そんなお話をしました。

個展開催中だった陶芸家の下村順子さんも参加して下さいました。
ちょうど焼きものと関係の深い金継ぎのテーマで、
焼きものの側からのお話も伺え、興味深く楽しいカフェになりました。

Urushi Café ・11 (2015.05.30)

5月の Urushi Café は、漆の加飾技法のうち、漆絵、蒔絵について。

漆絵は漆のみで絵付けする、一番基本的な加飾技法ですが、
刷毛でなく筆を使うので、塗りとは道具や準備、扱い方が違い、
分業では加飾のほうの担当になってきます。
近年では様々な色漆ができ、いろんな色での表現ができるようになりました。

蒔絵は漆で描いた上に、乾かないうちに金や銀などの粉を蒔きつけて定着させ、
図柄を表す加飾技法。
日本で独自に発達した技法で、粉の種類も多く、
消粉蒔絵から平蒔絵、高蒔絵、研出蒔絵、肉合研出、平目、梨子地など、
様々な技法があります。

漆絵と蒔絵の種類と、それぞれの作例について、
また技法の違いについて、多く作られる器種についてなど。

日本の漆工芸の代表的な加飾技法である蒔絵について、
少し詳しくお話ししました。

Urushi Café ・10 (2015.04.25)

4月の Urushi Café は、加飾の工程について。

漆工芸品には、文様や図柄で様々に装飾が施されているものがあります。
加飾の技法も、長い間に種々に発展してきました。

漆工芸の加飾技法は、接着力があり、乾くのに時間がかかるという漆の特性を生かしたもの。
たくさんの技法がありますが、大きくいくつかに分けてみることができます。

漆のみで絵を描いて仕上げる漆絵。
蒔絵のいろいろ。
金属や貝、卵の殻などを貼って作るもの。
何層も塗リ重ねた漆を彫って仕上げるもの。
木地を彫って作るもの。
変わり塗りなど、塗りの技法による加飾。

塗りまで終わってから加飾に入るものが大部分ですが、
途中段階からのもの、塗りの一種としての加飾などもあります。

まずそれぞれのおおまかな技法について、
画像や実物を見ながらお話ししました。

Urushi Café ・09 (2015.03.28)

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3月の Urushi Café は、塗り工程について。

塗り工程は、漆の制作過程の中では一番想像しやすいのではないかと思いますが、
それでも、用具や漆の準備から始まって、多くの手順があります。

漆刷毛とはどんなもので、どんな種類があって、どんな使い方をするのか。
漆を塗る前の下準備はどんなものか。

また、漆は塗ってそのまま、すぐに自然乾燥するものではなく、
ある程度時間がかかり、
特別な設備が必要で、乾くまで塗りっぱなしで放ってははおけません。
塗り重ねるにもその都度研ぎの作業が必要です。
そんな基本的な塗りの方法について。

塗りといっても、拭き漆から始まって複雑なものまで、
いろいろな種類がありますが、
その大まかな種類と工法について。

お土産や差し入れのお菓子などいただいて、
なごやかな Urushi Café でした。

Urushi Café ・08 (2015.02.28)

2月の Urushi Café は、下地工程について。

漆器というとき、真っ先に思い浮かぶのが、
つるんとした表面の、黒漆や朱漆で塗られたものではないでしょうか。
そういう塗りものは、たいていが木地にすぐ漆を塗るのではなく、下地が施されています。
 
下地の工程とはどんなものなのか。
どういう役割があるのか。
下地にはいろいろな種類があるのですが、
それぞれどんなもので、どんな材料を使うのか。
どんな手順で、どんな場合、どんな物に使われるのか。

表面からはほとんど見えることのない下地の仕事。
使われる篦などを実際にお見せしながら、そんなお話をしました。

Urushi Café ・07 (2014.12.06)

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(photo by msgallery)

しばらくお休みしているうちにすっかり冬の気候になり、
エムズカフェにもガスストーブが登場していました。
今年も秋が短かったように思いますが、本格的な寒さが来るのも遅い気がします。

間があいたので、おおまかな漆器・漆工芸品の制作工程をもう一度。
それから、まず木地(素地)の工程についてです。
漆が塗られる素地には、主に木が使われますが、その他にもいろいろなものがあります。
どんなものがあり、どんな風に作られ、どう使われるものなのか。

木地については、板物・挽き物・曲げ物などと分けられますが、
それらの作り方と特色、作られる器物の種類など。

それから、また工程の話からは少し離れますが、
先日五島美術館で展覧会の開かれていた「存星」について。
以前 Urushi Café でもお話ししたことがある、
少し独特な呼び名である存星。
存星の展覧会というのは、とても珍しいと思いますが、
どういうものが存星と呼ばれてきたのか、その変遷をたどった展覧会で、
見応えのあるものでした。
(エムズのオーナー本山さんも、ちょうどご覧になって来たそうです。)

この日は、エムズギャラリーで個展を開催中の塩鶴るりこさんも、
早く来て Urushi Café に参加して下さいました。
お使いの漆器のお話や、お持ちの、鮫皮に漆塗りしたものを一部に使った珍しい革財布など、
楽しいお話もいろいろして下さいました。

Urushi Café ・06 (2014.09.26)

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(photo by Msgallery)

日中はまだ暑かったものの、9月の Urushi Café は、ようやくホットでコーヒーのいただける気候に。
そろそろ皆さんもあちこちで活動なさる季節でしょうか。

今回は、漆の制作工程について。
制作工程は、大きく4つの工程(木地(素地)、下地、塗り、加飾)に分けられます。
まずはその概要から。

伝統的な漆器産業では、それぞれの工程に専門の職人がいて、分業体制になっています。
各工程にはどんな種類があり、どう違うのか。
どんな手順でどう進められるのか。

そんなお話でした。

Urushi Café ・05 (2014.08.23)

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前回ほどではないものの、8月の Urushi Café も、まだまだ続く暑さのさなか。
やっぱりアイスコーヒーがおいしいです。

今回は、漆の制作について、
木地そのままで作ってあるもの、下地をしてあるもの、加飾のあるもの、それぞれの方法について。
少し順序を外れますが、加飾技法のうち、貼りものの技法各種について。
代表的な3つ、螺鈿・青貝、卵殻、平文の技法について、それぞれどんなものか、その素材や手法について。
実物と画像で作品を見ながら、そんなお話をしました。

Urushi Café ・04 (2014.07.26)

7月の Urushi Café は、朝から大変な暑さ。
Ms cafeにたどり着くと口もきけず、あまりの暑さに笑ってしまうほどで、
皆さんささすがに冷たい飲み物のオーダーでした。
漆の器は保冷力もあって、冷たいものにも案外いいのです。

この日は、主にいろいろな疑問にお答えすることに。
実際にお持ち下さった器の状態や修理できるかどうか、
どう生かして使うといいか。
器の修理と金継ぎについて。
直したものの状態や使い方について。
今までのCaféの内容で、もう少し詳しく知りたい点。
漆かぶれについて。
根来塗りについて。
黒江でできる体験講座とその内容など。
そんなお話でした。